こんにちは、Yama Harukiです!
今回は「保有しているだけで勝手に増える」超絶怪しいBSCトークン: SafeRune をご紹介します。
正直あんまり儲からないんですが、他のBSCトークンとは仕組みが少し違っていて驚いたので、備忘録がてら仕組みなどを解説してみました。
まだまだスキャム: 詐欺の可能性も否定できません。がしかし。
運営の方々の動きも一風変わっていて、おもしろいw
「へぇ〜、こんなものが流行り出してるんだな〜」くらいの気持ちでお読みいただけると嬉しいです。
ちなみに、いつもの通りですがトークン購入は自己責任でお願いしますね。
何か損失を被ったとしても、私は一切お助けできません。ご注意を!
目次
わざわざプールしなくても、勝手に保有トークンが増える!?
改めて、あんなトークンやこんなトークンが日々わんさか登場している、Binance Smart Chain (BSC)界隈。
ガス代と呼ばれる取引手数料が安いこともあってか、参入障壁が低く、怪しげなプロジェクトもたっくさん登場しています。
例えば、プリセールと呼ばれる、取引所への上場前にトークンを売り出すキャンペーンをしたかと思いきや、そのままプロジェクトが消えてなくなってしまったり…
この場合、手に入れたトークンはもちろん大暴落しますし、BNBやBUSDなどのしっかり価値のあるトークンに戻すことは非常に困難です。
いやー、本当にハイリスク…ちなみに私も2回ほどスキャムに資金を吸い込まれていますw
で、そんな中、怪しげなんだけども、少し面白そうなプロジェクトを発見したわけです。
そう、SafeRune: https://saferune.com/ です。
公式サイトにアクセスするとわかるんですが、なんだかモン○ターハ○ターのような画調で、ちょっとカッコいいw
で、トークンの仕組みやコミュニティを漁っていると、前述の通り他のプロジェクトとは一風変わったところが、いくつか見えてきます。
- $SAFERUNE トークンを保有していると、勝手にどんどん増える
- 運営は宣言どおり、一切トークンを持っていない…ように見える
- CEOを名乗る方が顔出しをしている
このあたりが特におもしろかったので、順番にご紹介しますね。
勝手に $SAFERUNE トークンが増えるカラクリ
この $SAFERUNE トークン、保有すると本当に量がどんどん増えるんですw
どういうことかというと、SafeRuneの公式サイトにこんな事が書かれています。
High Fee
20% of every transaction is divided into 15% to holders and 5% to the LP.
文字通り、トランザクション(取引)のたびに、その取引トークン量の15%が $SAFERUNE トークンの保有者全員に分配され、もう5%はLP: いわゆる資金プールに再投入される、ということです。
いわゆる Slippage(スリッページ: 売り買いした時の価格差のこと。FXなどでしばしば見かける用語) が非常に大きいんですよね。
ガス代を除いたシンプルな具体例で考えます。
Aさんが 100 $SAFERUNE をBさんに渡そうとすると、 20 $SAFERUNE 差し引かれた 80 $SAFERUNE が、Bさんに渡ります。
で、差し引かれたうちの 15 $SAFERUNE が、既存の $SAFERUNE 保有者全員に分配され、もう 5 $SAFERUNE は、資金プールに戻るわけです。
つまり、$SAFERUNE を保有していると、勝手に全取引中の (15%分 ÷ 保有者数) が分配されて、どんどんウォレットに追加されていくんですw
なかなか画期的ですよね。
わざわざ明示的に資金プールを投入しなくても、勝手にファーミングしているような感じになるので。
…が、前述の通り 資金の送り手からすると 100 $SAFERUNE 送ったのに、受け手には 80 $SAFERUNE しか届かないことになるので「うーん?あれ?」となりますw
次に、これを投機目的のトレーダー目線で考えてみます。
トークンを買った時に 20% 持っていかれて、さらに売るときも 20% 持っていかれるので、なんだかすごい目減りしてるぞ…?となるんですw
なので「ガツンと $SAFERUNE の価値が上がるまで、ホールドじゃ…!」という心理になります。
ということで、案外価格の暴落が起きない、けどどこかでバコッと暴落する、というチキンレース状態が誕生します…なんとまぁよく出来ているw
こういったSlippageが大きいタイプのトークンは、実は他にも存在します。
例えばこちらのMoonRat Finance。
先行かつ有名な銘柄で、取引の際に約10%分が持っていかれる仕組みになっています。
こういったなんちゃらsafe系、ほげほげmoon系と呼ばれるSlippageが大きいトークンが、流行の兆しを見せているようですね。
運営陣が一切トークンを保持していない…?
こちらもSafeRuneの公式サイトに記載があるんですが、このプロジェクトは「最初から100%コミュニティによって運営していく」ことを掲げています。
- プールから資金を抜いて逃げ出すことはしない
- コミュニティを育てていけるような活動に注力する
というスタンスのようですね。
その証拠として、運営陣のウォレットの中に $SAFERUNE が一切存在しないことを示すツイートもしています。
ただこれが本当なのか、一体どのウォレットアドレスを見せてきているのかは、正直特定が出来ませんでした…
60%の $SAFERUNE トークンをバーン(トークンを誰も使えない状態にすること)した時のトランザクション(取引)が このContract なので、この From アドレスかなぁと思いつつ。
記事執筆時点だと 10,000 $SAFERUNE を保有しているんですよね。
開発用途でちょっと送金したのかなぁ、うーん…というところまでが私の調査力の限界でしたw
何か良い確認方法があれば、コメントなどで教えていただけると嬉しいです!
CEOを名乗る方が顔出しをしている
この SafeRune プロジェクトは、主に Telegram というチャットツールのルームでコミュニティが展開されています。
で、実際に入ってみるとわかるんですが、CEOを名乗る Lane さんが、実際に顔出しをしながらお話ししている動画を、日々公開しているんですw
最初の動画では Lune さんが
- 疑うのは当たり前なので、運営陣が実際にどんな人なのかを皆にお見せしたい
- 16歳の時にFlashゲームと、お互いを高め合うようなそのコミュニティに触れて、感銘を受けた
- インターネット上のコミュニティを作るのが好きだ
などを仰っていました。
他にもTwitchでAMA(Ask Me Anything: 何でもご質問どうぞの会)の開催をアナウンスしていたりします。
流石にスクリーンショットを撮ってここで紹介するのは気が引けますし、失礼だと思いますのでw
気になる方は公式サイト: https://saferune.com/ の JOIN TELEGRAM から、動画をチェックしてみてください。
まとめ
さて、今回は「保有しているだけで勝手に増える」超絶怪しいBSCトークン: SafeRune をご紹介しました。
Slippageが極端に高かったり、良くも悪くも勝手にトークンが増えるので、自身が本当に儲かっているのかがどんどんわからなくなりますw
こんなものが流行り出しているんだなぁ…という雰囲気を掴んでいただけていれば嬉しいです!
「うおお、このスリルを味わいたいぜ!」という方は、ぜひ自己責任でトークンを購入して、飛び込んでみてくださいw
ではまた!