【中央銀行?】Olympus DAO($OHM)を試してみた【仮想通貨】

DeFi

こんにちは、Yama Haruki です!

今回は、仮想通貨市場が総悲観ムードの中、逆行高になっていた 分散型準備通貨プロトコル、Olympus Protocol($OHM) と、その組織体: Olympus DAO についてご紹介します!

総悲観ムードの中、なぜか逆行している銘柄が!

基本的に「アルトコイン」と呼ばれるビットコイン($BTC)以外の仮想通貨銘柄は、ビットコインの値動きに引っ張られる傾向が強いです。

  • 中国の恒大集団の倒産リスク
  • アメリカのゲンスラー長官の「仮想通貨のほぼすべては有価証券じゃ」発言

など、仮想通貨にとってマイナス材料が次々に出てきており、暴落が止まらない昨今。

こんな状況下で、どういうわけか逆行している銘柄がありました。

そう、 Olympus($OHM)です。

このいった大幅下落の中で逆行した値動きになっているトークンは、何かしら別の特徴があるはず。

ということで、気になったので少し掘り下げてみました!

Olympus($OHM)とは?

まず Olympus とは、 $OHM トークンによる分散型の準備通貨プロトコルです。

…と聞いても、イマイチピンと来ないと思いますw

様々な資産を裏付けにしつつ、独自の通貨を発行する仕組み。ざっくり例えるならば

  • Olympus Protocol によって動く OlympusDAO = 日本やアメリカなどの国中央銀行
  • $OHM トークン = 日本円や米ドルなどの通貨

ということになります。中央銀行が通貨を発行するのと同じですね。

出典: Youtube: OlympusDAO: A Reserve Currency Protocol – $OHM Token Explained
https://www.youtube.com/watch?v=QZOaZ9dd-ms

一般的な国家であれば、この「通貨」の発行量は中央銀行の中での話し合いを経て、管理者が決定します。

日本銀行や、連邦準備銀行が決める部分ですね。

ここが Olympus の場合はこの部分がDAO: 自立分散な組織である、というのがウリのようです。

Twitterでは Olympus DAO と呼ばれることが多いようですね。

事前にプログラミングされた法則に沿って、通貨となる $OHM の供給量が決まります。

Olympus Protocolの動き

このプロトコルがどんな動きをするか、もう少し順に追ってみましょう。

  • $ETH や、米ドルステーブルコインの $DAI などの資産を、このOlympusDAOのTreasury(国庫、財務省の意味)に預け入れ(図の $$$ の部分)
  • OlympusDAOは、預け入れされた資産を裏付けにして $OHM トークンを発行
出典: Youtube: OlympusDAO: A Reserve Currency Protocol – $OHM Token Explained
https://www.youtube.com/watch?v=QZOaZ9dd-ms
  • 預け入れされた資産が減った場合には、その分 $OHM をバーン(永久に使えない状態にする)
  • これらを通してOlympusDAO は $OHM の時価総額 > 預け入れされた資産群の価値 を維持する
出典: Youtube: OlympusDAO: A Reserve Currency Protocol – $OHM Token Explained
https://www.youtube.com/watch?v=QZOaZ9dd-ms

という動きをします。

今日の仮想通貨で主流となっている、

  • 米ドルなどの法定通貨に厳格に 1:1 で対応した形で発行されるステーブルコイン
  • アルゴリズムで米ドルにペッグ(為替レートを一定にする、追従)することを目指す独自トークン
  • 特に裏付け資産がない、完全に相場ベースで価格が決まる独自トークン

これらとはまた少し違ったアプローチですね。

公式ドキュメントにも

Our initial goal is not to find a stable price.

出典: Olympus Documentation: Initial Network State
https://docs.olympusdao.finance/protocol-internals/initial-network-state

と書かれています。

この $OHM トークンには、法定通貨などの他の価値のモノサシとは独立して、しっかり価値が付いています。

このプロトコルに対する信頼度がそのまま価格になっている、という感じでしょうか。まさに通貨らしいですね…!

ただ、

  • 不安を煽るようなニュースや噂の蔓延
  • 預け入れ資産の盗難(いわゆるハッキング)の発生

などの要因によって、預け入れされている資産が一気に引き出されるような自体になった際。

TITAN/IRONなどに代表される、いわゆる取り付け騒ぎですね。

こういった時には、事前に設定されているアルゴリズムの許容度を超えて一気に $OHM トークンの価値が暴落する、というリスクがもちろんあると思います。

何事にもカンペキはないので、ご注意を。

債権のような仕組みもある!

Olympus Protocol には、よくある $OHM のステーキングとは別に、債権のような仕組み: Bonding も存在しています。

ただ、債権として一般的なxx年物国債のようなものではなく、5日間の超短期債権です。

債権・先物契約・オプションなどの金融商品を足して割ったようなものだ、となっていますね。

  • 利用者は前述と同じく $ETH や $DAI などの自身の資産を預ける
  • 5日間待つ
  • 5日後に、預けた当初の価値よりROI(投資収益率)の分だけ高くなった(=割引されて少し多く) $OHM を得る
出典: Youtube: OlympusDAO: A Reserve Currency Protocol – $OHM Token Explained
https://www.youtube.com/watch?v=QZOaZ9dd-ms

という感じです。

$OHM 自体の価格が他の通貨と比べて相対的に上がれば、その分は別で利益になりますね。

ステーキングの場合、皆がこぞってやろうとすると流動性の手数料の分配の分母が増えてしまい、その分自身の収益が減ってしまいます。

そんなときにステーキングの報酬ではなく、割引狙いで $OHM を入手していったほうがむしろ得をするので、必要に応じて使い分けていこう、というものみたいですね。いわゆるナッシュ均衡になるように、いくつか程よく利回りを得るための手段がある、ということだと思います。(き、きっと…!)

ある二人の利用者を仮定して、それぞれの動きを表にすると、こうなるとのこと。

出典: YouTube: Olympus Game Theory – How to Play for Optimal Outcomes
https://www.youtube.com/watch?v=5tpamw5r3lA

前述の通り、皆が皆 $OHM を売り飛ばすような自体になると地獄ですw

この辺り、もし別の見方があるよ!という方がいらっしゃいましたら、Twitterなどでぜひ教えてください…!

実際にBond機能を利用してみた!

ということで、ここからは実際に私が OlympusDAO に触れてみたときのメモです!

公式のOlympusDAOのWebページでは、ここまでご紹介したような $OHM トークンの

  • ステーキング
  • Bond(債権)の購入と引き出し

ができるようになっています。

イーサリアムのメインネット上で展開されているので、Metamaskのウォレットがあれば誰でも利用することが出来ます。

ということで、Bondingをするとどんな動きになるか、実際に $wETH のBondingで試してみました!

まず、Metamaskウォレットのイーサリアム メインネット上に、wETHを用意します。

SushiSwapのSwap機能などで用意できますので、適宜どうぞ!

その上でOlympusDAO公式アプリの Bond ページにアクセスし、wETHのBondボタンをクリックします。

預け入れる資産の量を指定して、Approveをしていきます。

イーサリアムなので、Approveだけでもまぁまぁガス代がかかります…

また、ここで何故か再度Approveボタンが出現する場合がありますw

私の場合だとページをリロードすると無事 Bond ボタンに変わりました。トランザクション処理が遅いとこうなるかもですw

ということで、Bondボタンを押し、ガス代をチェックしながら待つと…

今度は Redeem の方で Pending Rewards として、自身の資産が $OHM 建てで見えるようになります!

償還できるようになるまでの残り時間やリワード、投資収益率が見えますね。

5日経つまでにClaimボタンを押して自身の資産を引き出そうとした場合、この Claimable Rewards に記載の分だけ $OHM が引き出せます。

興味がある方はぜひ触ってみてください!(毎度のことながら自己責任でお願いします!)

まとめ

さて今回は、仮想通貨市場が総悲観ムードの中、逆行高になっていた 分散型準備通貨プロトコル、Olympus($OHM) の仕組みについてご紹介しました。

様々な資産を裏付けにしつつ、独自の通貨を発行する。つまるところ

  • OlympusDAO → 日本やアメリカなどの国中央銀行
  • $OHM トークン → 日本円や米ドルなどの通貨

という形をブロックチェーン上で作り上げていて、かつこの独自トークンがしっかり価値を維持できている、というのはなかなか興味深いですよね〜

今後も動向を見守っていきたいと思います!

ではまた!

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