急にAPI Keyなんて言われても…

MoneyForwardアプリのこの画面を見て「へ?なにこれ?面倒くさ!」となったそこのあなた!
一旦深呼吸してこのページを読んでみてください!
私自身このような感じでMoneyForwardを使用していて、非常に重宝しています。

で、ある日「bitFlyerで暗号資産の運用するか…ついでにMoneyForwardにも連携させとこう…」と思い立ち、MoneyForwardアプリでbitFlyerを探してタップします。すると下記の画面が立ちはだかります。

…なにこれ。w
他のLine Pay等のサービスはポチポチするだけで連携できるのに…という気持ちになると思うんです。
こういう他サービスを通したユーザーのサービス体験って見落としがちだと思います。でも大事にすべきで、同じ市場に競合が多数いる場合「うわっ、もっと他の簡単なサービスないかな…」と思わぬユーザー離れを引き起こしかねません。(我々も頭の片隅に置いておきましょう)
…だがしかし。悶々としていても前に進まないので今回は連携の方法をご紹介していきます。
やり方
MoneyForward公式のFAQ にやり方が書かれているものの、やっぱり分かりづらいので画像付きで解説していきます。
事前にbitFlyerへの書類申請・承認などを終え、通常の暗号資産取引が出来る状態のアカウント(トレードクラス)を想定しています。下記のやり方に沿って出来なかった方はbitFlyerアカウントの状態を確認してください。
ログイン
まず、スマホで bitFlyer Lightning にアクセスします。

ログイン後、この左上のボタンをタップします。

するとサイドバーが出てくるので API をクリックします。

APIキーの作成
APIに関する注意事項を読みつつ、下にスクロールしていくと
最下部に 新しい API キーを追加 というボタンがあります。これをタップします。

APIキーの権限設定
すると「これから作成するAPIにどんな権限を持たせるか」を決める画面が出てきます。

ここで気をつけて欲しいのは「必要最低限の操作にしか権限を付与しない」ことです。
今回の目的は「MoneyForwardと連携させて残高を見られるようにしたい」です。新規注文をしたり注文をキャンセルしたりすることはないので、これらのチェックを外します。
今回発行するAPI Keyが万が一外部に漏れてしまった時のことを考えてみます。仮にこのようなすべての操作が出来てしまう権限設定だと、誰かがこのAPI Keyの権限を悪用し、あなたの名義であらゆる暗号資産の操作ができてしまうことになります。
自身の資産を失いかねないだけでなく、思わぬ事件に巻き込まれるリスクも出てきます。少しでもリスクを減らすためにも、権限付与は最小限にとどめておきましょう。
MoneyForward連携に必要な権限は
- 資産残高を取得
- 証拠金の状態を取得
- 注文の一覧を取得
- 約上の一覧を取得
- 建玉の一覧を取得
ですので、これらにのみチェックを入れ、ページ最下部の OK をタップします。
(すべてチェック を2度タップするとすべてのチェックが外れます)

すると再度APIに関する注意事項が記載されたページに遷移し、ページ下部にAPIキーが表示されています。この API Key と API Secret を控えておきます。

MoneyForwardアプリ側にAPIキーを登録
次にMoneyForwardのbitFlyerの連携画面に戻ります。
控えておいた API Key と API Secret を入力し 連携する ボタンをタップします。だいたい10秒くらいで連携に成功した旨の表示が出ます。

口座メニューで bitFlyer の残高が表示されればOKです。お疲れさまでした!
